@article{oai:glim-re.repo.nii.ac.jp:00004890, author = {上野, 里華 and Ueno, Rika}, issue = {19}, journal = {人文}, month = {Mar}, note = {application/pdf, 『人間知性新論』は経験主義者ロックと合理主義者ライプニッツの思想対決の書として知られているが、第1 巻の主題である生得観念をめぐる見解の相違こそがそうした見方を特徴づけていると思われる。本稿では、ライプニッツが「全面的には離れていない」(NE, Préface / A ⅤI , 6,51)と記したその内実を探るため、『人間知性新論』第1 巻を再検討する。 まず、ライプニッツが「生得的」とみなす、観念、原理、そして真理の内容と関係を確認する。次いで、生得的な諸観念は原理ないし真理の源泉であるがゆえに「必然的真理」でもあるが、それらを見いだすために「感覚」が必要であると繰り返し述べられていることを考察する。さらに、実践原理として機能する必然的真理について、ライプニッツが用いる「本能」概念とその位置づけを吟味する。最終的に、ライプニッツ生得説が理論と実践の二側面をもち、それらを導く感覚と本能は人間の理性との関係と共に学の成立へつながることを示す。}, pages = {25--38}, title = {感覚と本能──『人間知性新論』第1巻の再検討──}, year = {2021}, yomi = {ウエノ, リカ} }