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「全国消費実態調査報告 昭和39年」にみられる家計の地方別差異 : 生活費・食料費について
http://hdl.handle.net/10959/3166
http://hdl.handle.net/10959/31665829b5d7-eeff-48a4-9a21-9c8cb7f4598e
名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
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Item type | 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper(1) | |||||
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公開日 | 2014-03-15 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 「全国消費実態調査報告 昭和39年」にみられる家計の地方別差異 : 生活費・食料費について | |||||
言語 | ja | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | ゼンコク ショウヒ ジッタイ チョウサ ホウコク ショウワ 39ネン ニ ミラレル カケイ ノ チホウベツ サイ セイカツヒ ショクリョウヒ ニツイテ | |||||
言語 | ja-Kana | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | A Study on the Regional Difference of Household Income and Expenditure Reported in “the National Survey of Family Income and Expenditure 1964” | |||||
言語 | en | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_6501 | |||||
資源タイプ | departmental bulletin paper | |||||
著者 |
湯本, 和子
× 湯本, 和子× Yumoto, Yoriko |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 「全国消費実態調査報告昭和39年」により地方別家計を比較検討した結果は次の通りである。 1.近畿・関東は実収入が多く,生活費も多額であるのにもかかわらず,エンゲル係数は必ずしも低くはない。両地方の食物費の内容分析では,食物費の質の高度化のための支出増加とみられ,わが国の食生活が,栄養学的に又国際的に,充分とはいえないことから,好ましい傾向である。特に近畿は,外食費,加工食品費の割合が関東に比して小さく,同じような生活環境にありながら,合理的生活態度がとられていることと推察された。 2.東北・四国・九州等は実収入が低く,生活費,食物費共少額であるが,消費性向は必ずしも高くはない共通性を持っている。食物費中,東北は魚介類支出比が特に大きく肉類支出が少ないのに対し,四国・九州では肉類支出が大きい。これは西日本地区が食生活近代化に一日の長があることよりも,食慣習,供給事情に相違があるためと思われる。 3.北海道は急速に開発された地区として,全国各地方の特色が混合されているようである。きびしい自然に対処しなければならない地方や,人為的に作られた都市生活などには,長年の生活慣習のにじみでているような本州地区の生活態度とは,やや異なる傾向がみられる。 4.北陸の実収入は,関東・近畿につぎ高額であるが,消費性向は全国で最も低い。第1回調査にくらぺての伸び率の比較でも,他地方の傾向に反して,消費の伸びが所得の伸びを下回っていた。又,持家世帯もこの地方が最も多いことなど考え合わせると,他地方にくらべて,貯蓄に重点をおく生活態度がとられていると思われる。一方,食物費構成からみると,東北・四国・九州などの地方と同じ傾向をみせ,殊に魚介類支出比が大きいことは,北日本地区としての共通性の現われかと考えられる。 5.中国・東海は中間的存在として,特に目立つものは見出されなかったが中国・四国の消費支出の伸び率が非常に大きかったことは注目された。 6,家計分析結果に共通の傾向が認められた地方をまとめると,生活環境・産業発展等に共通性を持つ,次の4つのグループに分けられる。Aグループ……近畿・関東…巨大都市を含む地区 Bグループ……東北・四国・九州…周辺地区 Cグループ……北海道…Aグループ的な面とBグループ的な面を併わせ持つ地区 Dグループ……北陸・東海・中国…中間的地区以上,わが国の地方別家計には,所得格差は大きく存在しているが,生活 費の支出構成所得,生活費の伸び率などからみると「生活の地域差縮少」 「生活の平準化」は,日本の中央地区で進行しつつあることが,うかがわれた。しかし,生活態度を示す支出構成は,外面的総括的には平準化しつつあるが,それぞれの費目を中分類以下の項目で検討すると,各地方別の差異・特色がはっきり見出されるのが現状である。本研究ではふれなかったが,農家家計・各地方の物資の供給状況・生活環境指数等を加えて検討すれば,わが国の家計の地方別特色は,さらに明確にされるであろう。本研究に終始御懇篤なる御指導をいただきました埼玉大学教授稲葉ナミ先 生に深く御礼申しあげます。 | |||||
書誌情報 |
ja : 学習院女子短期大学紀要 en : Bulletin of Gakushūin Women's Junior College 号 4, p. 81-95, 発行日 1967-02-05 |
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出版者 | ||||||
出版者 | 学習院女子短期大学 | |||||
言語 | ja | |||||
ISSN | ||||||
収録物識別子タイプ | PISSN | |||||
収録物識別子 | 02863928 | |||||
書誌レコードID | ||||||
収録物識別子タイプ | NCID | |||||
収録物識別子 | AN00038805 | |||||
著者版フラグ | ||||||
出版タイプ | VoR | |||||
出版タイプResource | http://purl.org/coar/version/c_970fb48d4fbd8a85 | |||||
URI | ||||||
識別子 | http://hdl.handle.net/10959/3166 | |||||
識別子タイプ | HDL |