@article{oai:glim-re.repo.nii.ac.jp:02002644, author = {鈴木, 亘 and Suzuki, Wataru}, issue = {1}, journal = {學習院大學經濟論集, The journal of Faculty of Economics, Gakushuin University}, month = {Apr}, note = {application/pdf, 本稿は,2025年の次期年金改正に向け,現在,社会保障審議会・年金部会で検討が見込まれている2つの国民年金救済案について,その整理と評価を行った。2つの改革案は総じてみて,サラリーマンたちの犠牲の下に,自営業者などの国民年金加入者を救済するものである。こうした救済策を行わなければならなくなった背景には,2004年改正で定められたマクロ経済スライドが現在,機能不全に陥っていることがある。2つの改革案は,今後,基礎年金(国民年金)の大幅な年金水準カットが予定される中では,最低限行わなければならない弥縫策ではあるが,そもそものマクロ経済スライドの機能不全に全く対処していないため,危うい改革案と言わざるを得ない。今後,日本経済が厚生労働省の経済前提よりも悪化し,これからもマクロ経済スライドが予定通りに実施できない状況が続けば,これらの弥縫策では全く対処できなくなるだろう。次期年金改正では,年金財政の健全さを高めるため,もっと抜本的な改革案を考える必要がある。その抜本改革のいくつかの選択肢についても議論を行った。}, pages = {79--94}, title = {2025年年金改正の課題 : 2つの国民年金救済案をめぐって}, volume = {60}, year = {2023}, yomi = {スズキ, ワタル} }