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          <dc:title xml:lang="ja">近世ドイツの印刷ビラ、新聞、モード雑誌の言語的特徴 : 口語性の展開と構文の変化を中心にして</dc:title>
          <dc:title xml:lang="ja-Kana">キンセイ　ドイツ　ノ　インサツ　ビラ　シンブン　モード　ザッシ　ノ　ゲンゴテキ　トクチョウ　コウゴセイ　ノ　テンカイ　ト　コウブン　ノ　ヘンカ　オ　チュウシン　ニ　シテ</dc:title>
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          <datacite:description descriptionType="Abstract">本論文は、16世紀から18世紀末に至る時間的経過のなかで、種々の印刷メディアに書かれたドイツ語文章語の言語的特徴がどのように変化したのかに関して、口語性（話しことば性）という観点から考察を行うものである。第1章では、16世紀から18世紀にかけて新たに登場した印刷メディアの発展を概観し、そのあと、本論文の研究目的を提示した。16世紀に宗教改革者たちは、印刷物を用いて民衆に宗教改革の意義を訴えた。宗教改革者たちは、文字の読み書きができない民衆のことを考え、挿し絵を施した単票のビラ（Flugblatt）を印刷し、そこに書かれたテクストの内容を読み聞かせによって広めようとした。複数枚からなる宗教的な「小冊子」（Flugschrift）も印刷された。16世紀中葉には、「最新報告」（Neue Zeitung）と称される報道的内容のビラが現れた。17世紀になると、他のヨーロッパ諸国に先駆けてドイツにおいて週刊新聞が刊行された。その後18世紀になると、民衆の啓蒙を目的とする道徳週刊誌が刊行され、さらにまた贅沢品や流行を紹介するモード雑誌という印刷メディアが誕生した。第2章では、口語性（話しことば性）に関する方法論的考察を行った。Koch/Oesterreicher（1985）によれば、口頭で話されるものが文字で書かれているものと比べて常に口語性が高いとは限らず、例えば「学術的な講演」は口頭で話されるにもかかわらず、文字で書かれる「個人的な手紙」と比べると、話しことば性が低い。Koch/Oesterreicher（1985）は、口語と文語、話しことばと書きことばに代えて、「近いことば」（Nähesprache）と「遠いことば」（Distanzsprache）という用語法を提案した。この「近さ」と「遠さ」という概念は、話しことば的であるかどうかということに加えて、とりわけ話し手と聞き手の間の心理的・コミュニケーション的な距離（親疎関係）を表している。本論文では、この「近いことば」と「遠いことば」という用語を採る。ことばの「近さ・遠さ」を測定する方法として、Ágel/Hennig（2006）の測定モデルがある。これは、テクストの「近いことば性」の値を、直示表現や音脱落などの語レベル（ミクロレベル）の要素と、文の長さや副文の少なさなどの構文レベル（マクロレベル）の要素を数え上げることで、算出しようとするものである。第3章では、このÁgel/Hennig（2006）の測定モデルを援用しながら、実際に16世紀の宗教改革に関する印刷ビラ、宗教的な小冊子、そして16世紀の報道的「最新報告」の「近いことば性」を分析した。単票の印刷ビラに書かれたドイツ語は、耳で聞いてわかりやすい「近いことば性」の高いテクストであった。分析対象とした印刷ビラ「マルティン・ルター氏の肖像」（1550年頃）は、「近いことば性」が47.94％であり、相対的に高い。例えば、語りかけ、情緒の表出、命令形などの「近いことば」の要素が多く見られ、読み聞かせてもらう側の民衆たちの感情に訴えかけるのに効果的であった。また、印刷ビラには、対比法、誇張法、平行法、メタファーなどのレトリックの手法が使いこなされ、聞き手との距離を近く取るように心がけられている。一方、複数枚からなる小冊子は、基本的に黙読されることが想定されていたため、印刷ビラと比べて「近いことば性」が低く、分析対象とした小冊子「第2の盟友」（1521年）は「近いことば性」が19.43％である。小冊子では、論理的な関係を明確に言い表す副文が多く使用されたことがその大きな要因であると言える。新聞報道の先駆けとされる「最新報告」も、印刷ビラと比べると「近いことば性」が低く、分析対象とした「エスリンゲンの乙女」（1549年）は4.10%、「アダム・シュテークマンの殺人行為」（1556年）は28.75%である。後者の「近いことば性」の値が前者より高い理由は、後者では出来事の描写に直接話法が含まれているためである。17世紀に入ると、週刊の新聞が登場する。1609年の週刊新聞《Relation》の記事を分析すると、「近いことば性」は2.76%というさらに低い値が出る。これはとりわけ、主文よりも副文の方が多いこと、また一つの基礎文を形成する語数が多いことによる。したがって、通時的に見ると、新聞報道のドイツ語は、17世紀に入って「近いことば性」をさらに失い、書き手と読み手の心理的距離も隔てられていったと言えよう。第4章では、構文という観点から報道的なテクストの分析を行った。17世紀初頭の週刊新聞の記事（1609年）を同時代の「最新報告」（「アンリ4世の殺害」、1610年）と共時的に比較すると、週刊新聞の記事のほうが、受動態、動作名詞を伴う名詞句・前置詞句が多く、また（主文のあとに副文が複数連なっていく）数珠つなぎ複合文も使用されていることがわかった。さらにまた、この17世紀初頭の週刊新聞の記事（1609年）を18世紀末の日刊新聞（『バイロイト新聞』）の記事（1785年）と構文面で通時的に比較すると、副文の使用頻度という点では両者に違いは見られなかったが、数珠つなぎ複合文の使用は18世紀末の新聞記事では半減している。それとは逆に18世紀末の新聞記事のほうに目立つのは、「～すること」を表す動作名詞を中核に置いた名詞句である。このことから、17世紀の新聞記事において数珠つなぎ複合文が果たしていた時間、原因、条件、付帯状況などを描写するという役割を、18世紀末の新聞記事では動作名詞を中核に置いた長く連なる名詞句が引き継いだという解釈が可能である。第5章では、18世紀末に登場したモード雑誌『豪奢とモードのジャーナル』における女性の服装に関する記事を分析対象として扱った。モード雑誌には、動作名詞を中核に置いた名詞句はまれにしか確認できないが、動作名詞ではない名詞によって作られる前置詞句が多数確認できる。これは、18世紀末の新聞記事が出来事を時間軸に沿って「物語る」テクストであって、時間、原因、条件、付帯状況などが「～すること」を表す動作名詞を中核に置いた名詞句によって表現されたのに対して、18世紀末のモード雑誌は事物を空間軸に沿って「記述する」テクストであって、描写される事物の位置関係や形状や質などが動作名詞ではない名詞による前置詞句によって表現されたからだと解釈できる。モード雑誌の記事をコーパス言語学の方法で分析すると、前置詞の出現頻度がたしかに高い。モード雑誌における重要な名詞である「モード」（Mode）と統計学的に有意と判断される共起関係にあるのは、「一般の」（allgemein）と「新しい」（neu）である。モード雑誌の書き手は、扱う品物が広く一般に受け入れられていて、かつ新しいということを表現する必要があった。商業的な面から見ると、単に品物を記述するだけでなく、読者に品物の魅力を十分に伝えることも、書き手にとって重要であったのである。そこでモード雑誌のテクストの書き手は、品物の魅力を十分に伝えられるよう語彙や表現をうまくコントロールして、例えば、「推奨する」という動詞や、「理想的な」、「高貴な」、「趣味のよい」などの高価値語を使用し、また比較級・最上級の表現を多用して、読者との心理的距離を近づけようとしたと考えられる。第6章では、「近いことば性」の分析を行うなかで浮かび上がったÁgel/Hennig（2006）の測定モデルに関する疑問点を示し、このモデルを批判的に検討した。分析対象とした時代が、言語規範が確定する途上にあったことを考えると、時代性（とくに16世紀という時代）を考慮せずに一律に「近いことば」の要素を数え上げることには問題性がある。また、受動態や特定の外来語彙は「遠いことば」の要素として数え上げる必要があるであろうし、文の総語数に基づいてマクロレベルの「近いことば性」を計算する方法も検討の余地がある。またさらに、ミクロレベルとマクロレベルの平均値を最終的な「近いことば性」の値として示すÁgel/Hennig（2006）のモデルでは、各レベルの数値上の配分が見えないので、どちらのレベルの値の割合も明確に判別できる可視化された表示法を申請者は考案し、代案として提案した。以上のように、本論文は、ドイツにおける印刷メディアの発展に即しながら、さまざまな印刷メディアに書かれたドイツ語を「近いことば性」という観点から考察し、これらのテクストを構文、句、語彙、修辞学的技法等の視点から多角的に分析した。これによって、本論文は、16世紀から18世紀にかけて標準文章語が確立していくなかでドイツ語文章語に見られた言語的特徴を共時的、通時的に記述することができた。そして、明らかになったのは、ドイツ語標準文章語の成立過程は印刷メディアの一連の発展と関連していて、ドイツ語文章語の諸特徴はそれぞれの印刷メディアにおける「近いことば性」の度合いの違い、つまりどの程度話しことば的で、書き手と読み手の心理的距離をどの程度近く取ろうとするのかによって説明が可能であるということである。</datacite:description>
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